Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さばくのびき
沙漠の美姫
国枝 史郎
Lisez 沙漠の美姫 (さばくのびき) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 6 658 caractères · 14 écrans
畑を耕すこともしない。そうしてわれわれには文字がない。あるものといえば言葉ばかりだ。口約束だけで間に合わせて行く。しかも然諾を重んずる。子供の頃には羊に騎る。弓をひいて鳥を射る。青年になると馬に騎って、弓をひいて狐兎を射る。食い物といえば肉ばかりだ。男は誰も彼もみんな兵士だ。平和の時には牧畜をするが、急があれば戦いをする。儲かると見れば突進するし、損をすると見れば直に退く。逃げるということを恥としない。利ノ有ル所礼儀ヲ知ラズ――これが我々のモットーだ。そうしてこれはよいことだと思う。我々は徹底した功利主義者だ。これで十分よいと思う。先祖の一人に偉人があった。冒頓という名で豪雄だった。人質に行っていた月氏の国から単騎逃げて国へ帰った。その父の名を頭曼といったが、これがその時代の単于だったのだ。単于という意味はどういう意味か? それは実に広大という意味だ。匈奴の酋長の尊称だ。さてその冒頓という人物だが、恐ろしい程に偉い奴だった。徹底的に部下を臣事させてやろう! こう考えて策略を用いた。その道具として鳴鏑を用いた。まず部下にこういい渡した。『俺が鳴鏑を射込んだら、一人残らずそいつを射ろ。