Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぼくとうきだん
濹東綺譚
永井 荷風
Lisez 濹東綺譚 (ぼくとうきだん) de 永井 荷風 (ながいかふう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 57 666 caractères · 114 écrans
濡れた木の葉と枯枝とに狼藉としている庭のさまを生き残った法師蝉と蟋蟀とが雨の霽れま霽れまに嘆き弔うばかり。わたくしは年々秋風秋雨に襲われた後の庭を見るたびたび紅楼夢の中にある秋窓風雨夕と題された一篇の古詩を思起す。
秋花ハ惨淡トシテ秋草ハ黄ナリ。
耿耿タル秋燈秋夜ハ長シ。
已ニ賞ス秋窓ニ秋ノ不レ尽キザルヲ。
那イカンゾ堪ンヤ風雨ノ助クルヲ二凄涼ヲ一。
助クルノレ秋ヲ風雨ハ来ルコト何ゾ速ナルヤ。
驚破ス秋窓秋夢ノ緑ナルヲ。
………………………
そして、わたくしは毎年同じように、とても出来ぬとは知りながら、何とかうまく翻訳して見たいと思い煩うのである。
風雨の中に彼岸は過ぎ、天気がからりと晴れると、九月の月も残り少く、やがて其年の十五夜になった。
前の夜もふけそめてから月が好かったが、十五夜の当夜には早くから一層曇りのない明月を見た。
わたくしがお雪の病んで入院していることを知ったのは其夜である。雇婆から窓口で聞いただけなので、病の何であるのかも知る由がなかった。
十月になると例年よりも寒さが早く来た。既に十五夜の晩にも玉の井稲荷の前通の商店に、「皆さん、障子張りかえの時が来ました。