Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Lisez 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) de 三好 十郎 (みよしじゅうろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 104 035 caractères · 207 écrans
シィヌ なあんだ、へりの所ばかりじゃないのよ。中の軟かい所、おくれ。
ヴィン これは消すのに要るから、かんべんしてくれ。その代り僕はひとかけらだって食べはしないから。残ったら、みんなお前にあげる。
シィヌ しょうがないわねえ。(パンを噛み噛みポーズ。隣室で幼児が泣き出す)
ヴィン ああ、ヘルマンが、眼をさました。チョット行っておやりよ。
シィヌ なに、いいのよ。近頃、夜と昼をとっちがえてしまって、ゆんべもロクに寝てないから、うっちゃって置けば夕方まで寝てる。(幼児の泣声やむ)
ヴィン ……君は、自分の生んだ子に、どうしてそうじゃけんに出来るんだろうな?
シィヌ フフ、あんたはまた、自分とは何の縁もない私の連れ子を、どうしてそう可愛がれるの?
ヴィン そうさな、どうしてだか、自分にもわからないね。可愛いんだ。……そういうタチなんだろう。さてと……(絵に没入して行く、ガスガスガスと木炭の音。遠くで汽船のボウが鳴る)
シィヌ ああ、船が入ったな。
ヴィン うん?……(うわのそらで描いている)
シィヌ ハトバじゃ、いっぱい人が出てるよ、きっと。
ヴィン うん。……(描きながら半ば無意識に)いっぱい、人が、出て……人は、黒く見える。