Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lisez 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 229 387 caractères · 453 écrans
本当に、当座のことでなく、前進させたいと思います。そのためにも決して気がゆるせず。
細かくこういうことを書くのは、十三日の手紙などでは、当時私のおかれていた理解の範囲で、只比較でものを云って居りましたから。それを補足したくて。ただああいう対比でだけ今日の状態が在るなら、あなたとしても、私のぐるりに、泥沼ばかりしか御覧になれないわけですから。
――○――
ドイツの哲学に対して正しい社会的見解を示している本の訳者が、その人のいつぞやの、横向き人生態度で、訳文が煩瑣になっているのは実にあらそわれないものだと感じて居ります。原文はたしかにもっと明確であるに違いない。訳者は思想をわがものとしていず、言葉をかきわけていないのだから。立派な古典とその日本訳者とを見比べると、今日ではよくも図々しく「訳した」と腹が立つのが多い。大抵そうだ。これも歴史の相貌の一つでしょう。いつか必ず訳し直されなければなりません。
〔欄外に〕
起床その他ちゃんと書きつけること、お約束を新たにいたします。
十月二十六日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕
十月二十六日 第六十四信