Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lisez 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 289 044 caractères · 575 écrans
という工合。動かしていない、動かされていない、そういう猛烈なところがないのです。
私はバルザックがきらいでしたが、今にわかりそうです、どうもそういう気がする。私はきょう一寸お話ししたこと、「姉さんには頭が上らない」云々のこと、全く個人的な意味でなしに、私の胸をキューとしめつけて痛ましめる、そのようなものとして、しかもバルザック的に抉り出して見たいとしきりに思います。そこにひそめられている女の苦しい涙はどの位でしょう。平気そうに通用されているデカダンスの溝のきたなさ、深さはいかばかりでしょう。石坂の「若い人」およみになりましたか? 石坂という人は、そういう溝へ腕をつっこんでかきまわして、そのヌルヌル工合をああ云い、こう云い、云いまわして、そこに満足してしかもその芯は常識よ、きわめて常識よ。ですから、田舎から出て東京に住むようになると、かくものは、地方文化的自得の表情を失って、まるで木片をついだようなものになって来ている。ここいらも面白い。
地方文化ということは、いろいろの問題をもって「若い人」のなかに及び「麦死なず」の中にあります。鶴さんは石坂論では、モチにかかって居ります、自分の心の、感情のビラビラのもちに。