Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たざきそううんとそのこ

田崎草雲とその子

吉川 英治

Lisez 田崎草雲とその子 (たざきそううんとそのこ) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 19 568 caractères · 40 écrans

Aozora Bunko

五人兄弟辻斬りを辻斬る 釣竿魚を釣らず金を釣る

おきまりの押籠から勘当、とど、面倒くせいやって理で、諸国をふらついていたのが、七、八年目にぶらりとやって来て、あっしに見せたのが、諸国の人情風俗を、おどけに書いた稿本なんで。それから、膝栗毛は生れたんでげす。次にゃ、木曾道中を書きやすから、版木になりましたら又御覧なすッて』

と、そんな、話だった。

この江戸ッ子は、正直だが、やっぱり臭い。酢豆腐の部類に属するものだ。それに、おどけを語って、涙を解さない滑稽作者は、話せないと思って、梅渓は帰った。

五人兄弟辻斬りを辻斬る

釣竿魚を釣らず金を釣る

『居るか。梅渓』

飢えている日も、訪れる声は、元気者ばかりだ。

妻のお菊の兄弟たちである。松井の四人兄弟というと、音に聞えている。長兄弥左衛門、次が益太郎、それから利兵衛、文蔵という順だ。どれもこれも、侍伝法、大男で酒のみである。上の弥左と末の文蔵だけが、あまり飲けない。そのかわりに喧嘩がすきだ。

妹の貧乏などは、眼の中には入らない。入りかわり、立ち代りだから堪らない。むろん遊びに誘う、千住、吉原、品川、足をふまない所はないが、お菊は、嫌な顔を見せたことがなかった。