Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
Lisez 花と龍 (はなとりゅう) de 火野 葦平 (ひのあしへい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 410 131 caractères · 824 écrans
そのうえ、当日の、三番浮標を中心とする舞台装置、大道具、小道具の仕掛けが、派手すぎた。
どちらも、あかあかと、提灯をともしているので、金五郎と、角助とか、談判をしている最中に、すでに、水上警察署のランチが、ブイのところへ来ていた。ランチには、帽子の顎紐をかけた警官が、鈴なりに、満載されている。
また、石炭の荷主である麻生のボートも、到着していて、会社の本船係や、現場監督が、この場のなりゆきを注視していた。
角助の号令で、友田方が動きはじめると同時に、警察のランチから、大勢の巡査が、伝馬船に飛び移って、二組の間に、垣を作った。
「邪魔すんな、退け、退け」
逆上した角助は、もう、相手の見さかいがない。狂気のように、喚く。
しかし、そのときは、友田方は、警官たちに遮られて、行動の自由をうしなっていた。
結局、友田方が引きあげることになり、二隻の伝馬船は、水上のランチに曳航されて、若松側へ帰って行った。
失意と、憤怒とで言葉をうしなった角助は、ただ囈言のように、
「憶えちょれ。……今に、見ちょれ」
と、それを、くりかえしているばかりだった。
「すぐに、荷役をはじめてくれたまえ」