Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
Lisez 花と龍 (はなとりゅう) de 火野 葦平 (ひのあしへい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 410 131 caractères · 824 écrans
この二人の強い同志的結合は、街の人々によって、美しいものに認められていたが、反対派の方からは、
「安五郎と金五郎で、五郎五郎、ゴロゴロ鳴りだすとうるさいぞ」と、煙たがられているのであった。
金五郎も坐って、巻煙草を吸った。
「玉井君、友田喜造が、駅で、また、なにかうるさいことを、いってたようだが……?」
「今夜、懇談したいことがあるというんじゃが、なに、友田のいうことは、聞かんでもわかっとる」
「あんたも、やりにくいなあ。立場が、直接、石炭の関係だもんだから……」
「いよいよ、土壇場に来たのかも知れん。長い敵じゃったが、今度の問題では、最後の対決になるかも知れんと思うとる。……わたしは、一度死んだ男、……もう一ぺん、死んでみるのも、面白い」
金五郎は、そんなことをいって、闊達に笑ったが、安五郎は不吉な予感で、笑うどころではなかった。
女中が、家族風呂があきましたから、と、告げに来た。
賑やかに談笑の声が聞える共同浴場の前を抜けて行くと、ひっそりした家族風呂があった。誰もいない。
金五郎は、浴室に入って、裸になった。湯槽に浸ると、よい気持である。やや熱目の湯が全身にしみわたり、音を立てるように、旅の疲れが抜けて行く。