Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
くしんのがくゆう
苦心の学友
佐々木 邦
Lisez 苦心の学友 (くしんのがくゆう) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 162 732 caractères · 332 écrans
「それはそうです。後につくのがあたりまえです」
「校長ともあろうものがこれぐらいの道理のわからないはずはない」
「その道理がまちがっていますよ」
と祐助君はまた意義を申したてた。
「どうして?」
「学校の成績に身分はありません。できるものが上席になるのは当然です」
「それはわかっているよ。わかっていればこそ折り入って校長さんにたのむんだ」
「まあ、お待ちください。これが学期試験だからいいですけれど、学年の進級試験だったらどうします? 照彦様が落第なのにわざわざその次席へもっていってもらえば、正三は及第点を取っていても落第になりますよ」
「その時には落第にしてもらう。殉死だ」
「そんなばかなことはありません」
「ばかなこととはいいすぎだよ」
「不合理です」
「お前は思想が過激でいかん」
「困りますなあ、お父さんには」
「『君辱めらるれば臣死す』ということさえある。臣が君より上席に坐れば、とりもなおさず臣が君を辱めることになる」
「学問は違いますよ」
「ちがわない」
「ちがいます」
「ちがわないよ」
「お父さんも兄さんもまあまあ待ってください」
と正三君は困りきった。
正三君のかけひき
二学期の試験が近くなったので、花岡伯爵家の学習室は緊張している。