Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
くしんのがくゆう
苦心の学友
佐々木 邦
Lisez 苦心の学友 (くしんのがくゆう) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 162 732 caractères · 332 écrans
「怖いものか」
「それじゃいけ」
「いくとも」
と照彦様は歩きだした。
「よし。ついていって見てやる」
「勝手にしたまえ」
「逃げるんだろう?」
「大丈夫だ」
「さあ、いこう」
と尾沢生が先に立った。照彦様はもうのっぴきならない。
「花岡、しっかり! えらいぞえらいぞ!」
と横田篠崎の両名がおだてあげた。
小使い部屋に近づいた時、尾沢生はたち止まって、
「きみ、安心していってきたまえ。僕、ここで番をしていてやる」
と味方の態度をとった。
「いくつ持ってこようか?」
「取れるだけさ。たくさん取るほど度胸がいいんだ」
「よし」
と照彦様は小使い部屋の物置きへ忍びこんだ。そのせつな、尾沢生は、
「関のばかやろうやあい!」
と叫んで、いちもくさんに逃げだした。関さんは小使い部屋から姿をあらわすと、すぐに物置きへまわった。照彦様が足音をききつけて出ようとしたとき、
「どっこい」
と外から戸をしめて鍵をかってしまった。
改心入道の働き
尾沢生は教室へ帰ってきて、
「ハッハハハハ」
と笑いながら、教壇の机につかまった。
「どうした?」
「うまくやったか?」
と待っていた篠崎横田の両名がストーヴからはなれた。