Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

まぶたのはは

長谷川伸傑作選 瞼の母

長谷川 伸

Lisez 長谷川伸傑作選 瞼の母 (まぶたのはは) de 長谷川 伸 (はせがわしん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 94 753 caractères · 192 écrans

Aozora Bunko

弥八  胡麻化すない。俺は殴られている時に、ちゃンと眼を開いてたんだから、どんな奴とどんな奴が殴ったか知ってるんだ。手前も確かに俺を殴った。

茂兵衛 そんな難題を吹ッかけては困る。

料理人 その人のいう通りだ。弥あさん、お前を殴ったのは、さっきの博労と若え男とだけだ。

弥八  手前の知ったことか。(茂兵衛に)手前、職は何だ。(どこの三下かの意)

茂兵衛 角力取りになっている。

弥八  取り的か。

茂兵衛 そうだ取り的だ。横綱でも大関でも、一度はみんな取り的だった。

弥八  ふんどし担ぎめ、豪儀そうな口を听くない。さあ野郎、俺と一緒に利根川沿へこい、二、三番揉んだ揚句、川の中へ飛び込ませてやる。

茂兵衛 水ならもう充分だ。

弥八  手前泳ぎを知らねえのか、犬ッ掻きも出来ねえのか。

茂兵衛 なあにそうでない、わしはきのうから水ばかり飲んで。(はッと心づいて)水中りが怖いからだ。

お蔦  (頬杖をついて見下している)取り的さん、そんな人に交際ってないで、さッさと行っておしまい、とどの詰りは、二つ三つ殴られた揚句に、いくらか銭をとられちまうよ。

弥八  (お蔦を睨む)

茂兵衛  なあに、銭なんか一文もない。