Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
まぶたのはは
長谷川伸傑作選 瞼の母
長谷川 伸
Lisez 長谷川伸傑作選 瞼の母 (まぶたのはは) de 長谷川 伸 (はせがわしん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 94 753 caractères · 192 écrans
お待ち、まだだよ。(持って行く荷をつくる)
辰三郎 何、いいやな。(お君を負いかける)
お君 (辰三郎に)お母さんの国って、知ってる。(頬に触り、肩を撫ぜなどしている)
辰三郎 (曖昧ながら)ああ知ってるよ。(お君の片手を握っている)
お君 じゃ唄も知ってるね。
辰三郎 ああ、知ってるとも。(両手を両手で握る)
お君 (得意になってうたう)おらちゃ友達あ、菜種の花よ。ハア、どッこいしょのしょ。
お蔦 (お君の唄を制そうとする)
辰三郎 (お君の手を撫ぜつつ聞いている)
お君 (唄う)盛り過ぎれば、オワラ、ちらばらと。
土間の窓が開いて、茂兵衛が顔を出し、内を覘いている。
お蔦 (偶然気がついて)あら。
辰三郎 え。
急に窓が閉められる。
お君 (唄う)ハア、どッこいしょのしょ。これお母さんに教わったの。
辰三郎 (お蔦に)何だ。
お蔦 気の故かしら、今そこの窓から、だれだか覘いたようだったけれど。
辰三郎 えッ。(お君をお蔦の方にやり、土間へ向う)
入口の戸が外から叩かれる。
お蔦 あッ、来たッ。(纏めた荷を抛ち、お君を引寄せ、背に負いかける)
辰三郎 (得物を求める)