Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ざっきょかぞく

雑居家族

壺井 栄

Lisez 雑居家族 (ざっきょかぞく) de 壺井 栄 (つぼいさかえ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 140 106 caractères · 283 écrans

Aozora Bunko

いやらしいこといいなさんな――」

ぷんとする音枝に、浜子はわざとひざをよせてゆき、

「そうお、知ってるなら、どうしてその妙ちゃんて女の子にはつきあいを許して、わたしには『冗談にもほどがある。』なんておっしゃるんですか。わたしが大学生でないからなの。身分不相応だというの。そんなら覚悟があってよ。わたしはおねえさんのように、品行方正を美徳なんて思っていないんだから。わたしは純潔なんて、おし気なくごみ箱ん中へすてたんですからね……」

音枝のひざを両手でゆすぶって、手ばなしで泣き出してしまった。その顔はまっかである。泣き方も異常だった。それはどうみても酔っぱらった人であると気づくと、音枝は少し安心はしたものの、今度は別の不安で、早く安江が帰ってこないかと、ひたすらそれをねがった。しかしその前に、どうしても浜子をねかしつけねばならない。

「浜ちゃん、あんた酔っぱらってるの。いやあね。早くおやすみなさいよ。もうすぐ、おかあさんたち帰るわよ。」

すると浜子は開き直るようないきおいで、

「なにいってんの。おばさんなんかこわくないんですからね。いっときますが、わたしはだれもこわくなんか、ないんですからね――」