Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うんなんしゅびへい

雲南守備兵

木村 荘十

Lisez 雲南守備兵 (うんなんしゅびへい) de 木村 荘十 (きむらそうじゅう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 37 859 caractères · 76 écrans

Aozora Bunko

希望の丘

彼は不安になった。そして、あの老人の所へと郊外の丘に見当をつけて走り出したが、その行手に一つ、官銜燈らしい灯を中にして一団の人影が向って来るのを見ると、軽機を溝へ放り込み、側の煉瓦塀に飛びついてそれを跳び越えた。

希望の丘

翌日の昼近く――洪将軍達が何者かに襲撃され、重傷を負ったという噂が拡まって、箇旧の鉱山主達が色を失った頃である。

郊外の丘にある薄汚い土民小屋の近くで、老人と若い男が懸命に錫の鉱石を選っていた。

そこは丘の斜面に溝を掘った台地で、溝を流れる水があっちこっちに赤い泥水を溜め、その傍に赤い色の土が積んであった。

老人と若い男は、平ったい盆の上に赤土をとっては、水溜りで泥を洗っているのだ。

老人は、なれた手付で、盆の外へ水と一緒に土をふるい出し、重い鉱石を選りどりながら云った。

「わしは、そういうことをするなら、春生を預るのではなかった。あんたは大物をやって来たと云ったが、一体箇旧にどんな大物がいるのだね。第一、英国の技師長は微傷もしていない。又あの白人を殺したにしてもだ、失礼だがあんな者達を何人殺したって箇旧はどうにもなりはせん」

「しかし、黙ってやらして置いたのでは、少年達の浮ぶ日はありませんよ」