Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
せいねん
青年
Lisez 青年 (せいねん) de Mori Ōgai (森 鴎外) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 123 670 caractères · 246 écrans
座席に札なぞは附けてないので、方々で席の譲り合いが始まる。笑いながら押し合ったり揉み合ったりしているうちに、謙譲している男が、引き摩られて上座に据えられるのもある。なかなかの騒動である。
ようようの事で席の極まるのを見ていると、中程より下に分科大学の襟章を附けたのもある。種々な学校の制服らしいのを着たのもある。純一や瀬戸と同じような小倉袴のもある。所謂学生諸君が六七人いるのである。
こんな時には純一なんぞは気楽なもので、一番跡から附いて出て、末席と思った所に腰を卸すと、そこは幹事の席ですと云って、曽根が隣りへ押し遣った。
ずっと見渡すに、上流の人は割合いに少いらしい。純一は曽根に問うて見た。
「今晩出席しているのは、国から東京に出ているものの小部分に過ぎないようですが、一体どんなたちの人がこの会を催したのですか」
「小部分ですとも。素と少壮官吏と云ったような人だけで催すことになっていたのが、人の出入がある度に、色々交って来たのですよ。今では新俳優もいます」
こんな話をしているうちに、女中が膳を運んで来始めた。
土地は柳橋、家は亀清である。純一は無論芸者が来ると思った。