Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lisez 食道楽 (くいどうらく) de 村井 弦斎 (むらいげんさい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 160 757 caractères · 321 écrans
第八 料理自慢
その大きな腹は残らず胃袋だから驚くさ。外の人の身体は五臓六腑の中に胃袋もあるというのだけれども、あの男の腹は胃袋の周囲に外の臓腑が寄食をしているようだ。何にしろあの男に豚料理を食べさせたいよ。早く来ればいいな」妹「もしや外で晩の御飯を召上っていらっしゃるといけませんね。呼びにお上げなすったら如何です」兄「まだ下宿屋生活をしている人物だから今頃家にいる気支がない。殊によったら小山君の処へ寄ってそれからここへ来るかもしれない。オヤオヤ来たぞ、門の外にバターリバターリと重そうな足音が聞える。あれは大原に違いない。腹が大きくって速く歩けんから急ぐ時でも豚の歩くようだ」と噂を聞いてさえ興を催しければ妹は如何なる人物ならんと好奇心より早く見たくなり窓の格子戸へ顔を当てて「兄さん、きっとそうでございますよ」
第八 料理自慢
牛歩豚行の大原満は心に未来の想像を描きて嬉し顔に中川家の格子戸を開けたり。まだ案内も乞わぬ先きから主人中川襖を開き「大原君、待っていたぜ。今日は君がきっと来るだろうと思って待っていたところだ。もしや来なかったら呼びに上げたいと思った位だ。マア上り給え」