Classiques japonais avec furigana
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あきまろにこたう
あきまろに答ふ
正岡 子規
Lisez あきまろに答ふ (あきまろにこたう) de 正岡 子規 (まさおかしき) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 1 790 caractères · 4 écrans
「も」の字につきて質問に御答申候。「も」の字は元来理屈的の言葉にて俳句などにては「も」の字の有無をもって月並的俗句なるか否かを判ずることさえあるくらいに候えども、さりとて「も」の字ことごとく理屈なるにも無之候。拙作に対する質問に答えんは弁護がましく聞えて心苦しき限りながら議論は議論にて巧拙の評にあらねば愚意試に可申述候。
「も」の字にも種類ありて「桜の影を踏む人もなし」「人も来ず春行く庭の」「屍をさむる人もなし」などいえる「も」はほとんど意味なき「も」にて、「人なし」「人来ず」といえると大差なければ理屈をば含まず、また「梅咲きぬ鮎ものぼりぬ」の「も」は梅と鮎とを相並べていうものなればこれも理屈には相成不申候。実朝の「四方の獣すらだにも」はやや理屈めきて聞ゆる「も」にて「老い行く鷹の羽ばたきもせず」「あら鷹も君が御鳥屋に」の二つはややこれに似たるものに有之候。その理屈めきて聞ゆるは二事二物を相対して言う意味ながら一事一物をのみ現し他を略したるがためにして、例えば獣だに子を思うというはまして人は子を思うということを含み、「羽ばたきもせず」というはまして飛び去らんともせずということを含み、「あら鷹も」