Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おかまのうた
おかまの唄
小川 未明
Lisez おかまの唄 (おかまのうた) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 2 094 caractères · 5 écrans
生まれたときから、明るい空、いつも花の咲いている景色しか知らないのが、まったく、ちがった自然に接したからでした。
海を見れば、青ぐろい色をして、波の底には、どんなものがすんでいるだろうかと思われ、高い山を見れば、山の向こうにも町があって、人や馬が歩いているだろう、と考えさせられるのでした。
急に、耳をすました少年は、
「いまじぶん、雷が……。」と、おどろきながら、二階へ上がって、空を見まわしました。
海の方は、いつものように暗く、おどる波だけが白かった。屋根の上には、灰色、きつね色、だいだい色、さまざまの雲が、かさなりあっていた。そのため、日はかげっていたけれど、雲の切れめから深い穴をのぞくように、青い空が見えました。
「おじいさん、おそろしい絵を見るような景色ですね。」
少年は走りよって、お祖父さんにたずねました。
「こちらは、これからいつもこんな空模様だ。」と、お祖父さんは、気になされませんでした。
あまり遠いので、そのうち、雷の音は下までとどかなかったが、青白いいなびかりのひらめくたびに、雲の峰々を、浮きだすようにてらしました。
たまたま、金色の日の光が、もれてくることもありました。