Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちくしょうだに

ちくしょう谷

山本 周五郎

Lisez ちくしょう谷 (ちくしょうだに) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 69 788 caractères · 138 écrans

Aozora Bunko

きいや小一郎をこんなところで生活させるのは無理だし、帯刀も許さないだろう。

「きいはおれに期待しているだろうか」と彼は眼をつむったままで呟いた、「断わることはきいの心を傷つけるだろうか」

九月下旬に、檜林で盗伐があった。狩に出ていた村の者がみつけ、木戸から人数が駆けつけた。相手は五人、躰格もよく力も強い男たちで、斧、鉞などのほか、熊を突く槍などを持って、逆に襲いかかって来た。やむなく隼人は刀を抜いて、もっとも強い一人を斬り伏せ、二人に傷を負わせた。――二人の傷はどちらも足で、倒れたまま動けず、他の二人は逃げ去った。隼人は追うなと命じ、傷ついた二人の手当にかかったが、そのとき西沢半四郎があらわれた。西沢がその場にいなかったことは、自分しか知らないと思っていたが、岡村七郎兵衛も気づいていたとみえ、「ようやく重役のおでましか」と皮肉な調子で云った。

西沢は屹と見返した、「重役がどうしたって」

「やっといまおでましかと云ったのさ」

「それはどういう意味だ」

「いままで姿が見えなかったからさ」と岡村が云った、「それともおれの眼が悪くって見えなかったのかもしれないがね」