Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

とむらいきかんしゃ

とむらい機関車

大阪 圭吉

Lisez とむらい機関車 (とむらいきかんしゃ) de 大阪 圭吉 (おおさかけいきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 186 729 caractères · 371 écrans

Aozora Bunko

そこで郵便局へ寄途して礼状ならぬ事件突発の長い電報を打った。

白亭からは、いつまで待っても電報の返事は来なかった。が、その代り、その日の暮近くになって、白亭自身、一人の紳士を連れて蒼徨としてやって来た。紳士と云うのは、白亭とは中学時代の同窓で、いまは錚々たる刑事弁護士の大月対次だ。愛弟子の変死と聞いて少からず驚いた白亭が、多忙の中を無理にも頼んで連れて来たものであろう。

やがて二人は司法室に出頭して、主任から詳細な事件の顛末を報告された。けれども話が亜太郎の描き残した疑問の絵のところまで来ると、何故か白亭はハッとして見る見る顔色を変えると、眉根に皺を寄せて妙に苦り切ってしまった。

三

司法主任は流石に白亭の微妙な変化を見逃さなかった。

事件の報告は急転して、猛烈な、陰険な追求が始まった。が、白亭も流石に人物だ。あれこれと取り繕ろって、執拗な主任の追求を飜すようにしていたが、けれども、とうとう力尽きて、語り出した。

「……どうかこのことは、死んだ者にとっても、生きている者にとっても、大変不名誉なことですから、是非とも此処だけの話にして置いて下さい。