Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

なまずとあざみのはなし

なまずとあざみの話

小川 未明

Lisez なまずとあざみの話 (なまずとあざみのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 3 008 caractères · 6 écrans

Aozora Bunko

と、あざみの花は、ついに呼びかけました。

このとき、なまずは、起き直ったところでした。

「ゆうべ、人間にやられたのです。もうすこしで水の上へ引き上げられるところでしたが、やっと糸を切ってやりました。けれど、針がのどに残っていて苦しくてしようがありません。私は、もう長い間、この川に生きてきましたが、こんどばかりは死ななければなりません。」と、うらめしそうにいいました。

あざみは、よく、なまずを見ますと、なるほど、年をとっていました。小さな魚たちが、気味悪がっているおばさんは、このなまずであるかと、しみじみとながめたのでした。しかし、あざみは、いま、この苦しんでいるなまずにたいして、同情せずにはいられませんでした。

「ほんとうに、おいたわしいことでした。私は、この岸に咲いて、あなたのお苦しみなさるのを見るばかりで、どうすることもできません。」といいました。

なまずは、また白い腹を出して倒れたが、やっと力を出して起き上がった。

「私は、人間をうらめしく思います。この深い水底にすんでいる私たちが、どんな悪いことを人間にたいしてしたでしょうか?」

なまずは、そういったことさえやっとでした。