Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
わかむらさき
わか紫
泉 鏡花
Lisez わか紫 (わかむらさき) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 37 708 caractères · 75 écrans
茄子殿を一体も、異なものでござりますけれど、親仁が神事じゃと申すので、位がつきまして、その、一体お生りなされた、などと見て来たものが申しますで、余り陽気違いじゃが。
一富士二鷹三茄子と申す儀もあり、むかし聖人の代には冬向き出来たものであろう、めでたい、と申す内に、御初穂を取りまして、お鶴ってその親仁の娘が。
はあ、はあ、旦那様も夫人も御存じ。あの鳩のような美い目をした、さよう。手前などへも、手の入ります時は、ちょいちょいお給仕の手伝いに参りますが、腕白でな。
その癖、熱海一という別嬪でござりますが、から野鳥でござりまして、よく御存じでいらっしゃらないで、悪く御串戯をなさるお客様は、目潰しの羽ばたきをされてお怒りなさります。またよく御承知の方は恐ろしく御贔屓で、あの娘の渾名が通りました、千鳥の一曲、所望じゃなどとおっしゃりまする。
それが、使ではるばる小田原の総鎮守、城の森のお宮まで、暮に持って行ったでござります。十四五里日帰りにいたしまして、へい、何、そのくらいの事は、あの娘にゃわけなしで、手前どもが朝飯を頂きます時分、もう真鶴を越して、お関所にかかりましたという話。