Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
いーはとーぼのうがっこうのはる
イーハトーボ農学校の春
Lisez イーハトーボ農学校の春 (いーはとーぼのうがっこうのはる) de Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 57 726 caractères · 120 écrans
みじかい木ぺん
一
一
キッコの村の学校にはたまりがありませんでしたから雨がふるとみんなは教室で遊びました。ですから教室はあの水車小屋みたいな古臭い寒天のような教室でした。みんなは胆取りと巡査にわかれてあばれています。
「遁げだ、遁げだ、押えろ押えろ。」「わぁい、指噛じるこなしだでぁ。」
がやがやがたがた。
ところがキッコは席も一番前のはじで胆取りにしてはあんまり小さく巡査にも弱かったものですからその中にはいりませんでした。机に座って下を向いて唇を噛んでにかにか笑いながらしきりに何か書いているようでした。
キッコの手は霜やけで赤くふくれていました。五月になってもまだなおらなかったのです。右手のほうのせなかにはあんまり泣いて潰れてしまった馬の目玉のような赤い円いかたがついていました。
キッコは一寸ばかりの鉛筆を一生けん命にぎってひとりでにかにかわらいながら8の字を横にたくさん書いていたのです。(めがね、めがね、めがねの横めがね、めがねパン、キッコの絵1くさりのめがね、キッコの絵2)ところがみんなはずいぶんひどくはねあるきました。キッコの机はたびたび誰かにぶっつかられて暗礁に乗りあげた船のようにがたっとゆれました。