Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

いーはとーぼのうがっこうのはる

イーハトーボ農学校の春

宮沢 賢治

Lisez イーハトーボ農学校の春 (いーはとーぼのうがっこうのはる) de Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 57 726 caractères · 120 écrans

Aozora Bunko

「さあ、流れて来るぞ。みんなとれ。」としゅっこが云った。まもなく、小指ぐらいの茶いろなかじかが、横向きになって流れて来たので、取ろうとしたら、うしろのほうで三郎が、まるで瓜をすするときのような声を出した。六寸ぐらいある鮒をとって、顔をまっ赤にしてよろこんでいたのだった。「だまってろ、だまってろ。」しゅっこが云った。

そのとき、向うの白い河原を、肌ぬぎになったり、シャツだけ着たりした大人や子どもらが、たくさんかけて来た。そのうしろからは、ちょうど活動写真のように、一人の網シャツを着た人が、はだか馬に乗って、まっしぐらに走って来た。みんな発破の音を聞いて、見に来たのだ。

庄助は、しばらく腕を組んで、みんなのとるのを見ていたが、「さっぱり居なぃな。」と云った。けれども、あんなにとれたらたくさんだ。練瓦場の人たちなんか、三十疋ぐらいもとったんだから。ぼくらも、一疋か二疋なら誰だって拾った。庄助は、だまって、また上流へ歩きだした。練瓦場の人たちもついていった。網シャツの人は、馬に乗って、またかけて行ったし、子どもらは、ぼくらの仲間にはいろうと、岸に座って待っていた。