Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

シグナルとシグナレス

セロ弾きのゴーシュ

宮沢 賢治

Lisez セロ弾きのゴーシュ (シグナルとシグナレス) de Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 15 296 caractères · 32 écrans

Aozora Bunko

その赤い眼鏡もゆれたのです。

「シグナレスさん、なぜあなたは死ななけぁならないんですか。ね。僕へお話しください。ね。僕へお話しください。きっと、僕はそのいけないやつを追っぱらってしまいますから、いったいどうしたんですね」

「だって、あなたがあんなにお怒りなさるんですもの」

「ふふん。ああ、そのことですか。ふん。いいえ。そのことならばご心配ありません。大丈夫です。僕ちっとも怒ってなんかいはしませんからね。僕、もうあなたのためなら、眼鏡をみんな取られて、腕をみんなひっぱなされて、それから沼の底へたたき込まれたって、あなたをうらみはしませんよ」

「あら、ほんとう。うれしいわ」

「だから僕を愛してください。さあ僕を愛するって言ってください」

五日のお月さまは、この時雲と山の端とのちょうどまん中にいました。シグナルはもうまるで顔色を変えて灰色の幽霊みたいになって言いました。

「またあなたはだまってしまったんですね。やっぱり僕がきらいなんでしょう。もういいや、どうせ僕なんか噴火か洪水か風かにやられるにきまってるんだ」

「あら、ちがいますわ」

「そんならどうですどうです、どうです」