Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

よがしゅっぱんじぎょう

予が出版事業

柳田 国男

Lisez 予が出版事業 (よがしゅっぱんじぎょう) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 4 913 caractères · 10 écrans

Aozora Bunko

萩の古枝

間も無く死んだら無論限定出版ものだったろうが、幸いなことに其必要が無くてすんだ。しかし今になるとやっぱり棄てられない。天下一品の著者自筆本だからである。東京へ出てからも此癖は止まなかった。多くは表紙ばかりが本らしくて、中味は三分二以上も白紙だったから、却ってそこいらに散って残って居る。無論何れも皆永遠の「近刊」である。

萩の古枝

明治三十七年の戦役なかばに、田山花袋君と協力して此本を出した。是は我々の歌道の師松浦萩坪先生の歌の集で、還暦の記念として門下一同に買わせたものである。部数は確か五百で、其一部分が近年まで残って居た。此本ではうんと私は苦労をした。体裁組方等は殆ど皆自分の考案で、表紙の萩の絵は弟の松岡映丘に描かせ、序文は盲蛇に私一人で書いた。それを先生にも見せずに刷ってしまったと謂って、後でうんと叱られ、又少しも誉められなかった事を憶えて居る。併し今取出して見ても、本の形などは決して悪くない。只どうしたわけか少しも古本街には顔を出さない。

この一年前の明治三十六年にも、私はなお山路の菊という本を出版している。是は外祖母の安東菊子の歌集で、同時に出費者も其おばあ様であった。