Classiques japonais avec furigana
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ごじゅうのとう
五重塔
幸田 露伴
Lisez 五重塔 (ごじゅうのとう) de 幸田 露伴 (こうだろはん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 57 316 caractères · 111 écrans
よう、という片手間にぐいぐい仰飲る間もなく入り来る女どもに、今晩なぞとは手ぬるいぞ、とまっ向から焦躁を吹っかけて、飲め、酒は車懸り、猪口は巴と廻せ廻せ、お房外見をするな、春婆大人ぶるな、ええお蝶めそれでも血が循環って居るのか頭上に鼬花火載せて火をつくるぞ、さあ歌え、じゃんじゃんとやれ、小兼め気持のいい声を出す、あぐり踊るか、かぐりもっと跳ねろ、やあ清吉来たか鉄も来たか、なんでもいい滅茶滅茶に騒げ、我に嬉しいことがあるのだ、無礼講にやれやれ、と大将無法の元気なれば、後れて来たる仙も政も煙に巻かれて浮かれたち、天井抜きょうが根太抜きょうが抜けたら此方のお手のものと、飛ぶやら舞うやら唸るやら、潮来出島もしおらしからず、甚句に鬨の声を湧かし、かっぽれに滑って転倒び、手品の太鼓を杯洗で鉄がたたけば、清吉はお房が傍に寝転んで銀釵にお前そのよに酢ばかり飲んでを稽古する馬鹿騒ぎの中で、一了簡あり顔の政が木遣を丸めたような声しながら、北に峨々たる青山をと異なことを吐き出す勝手三昧、やっちゃもっちゃの末は拳も下卑て、乳房の脹れた奴が臍の下に紙幕張るほどになれば、さあもうここは切り上げてと源太が一言、それから先はどこへやら。