Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おうべいかっこく せいきょうにっき

井上円了・世界旅行記

井上 円了

Lisez 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 260 015 caractères · 519 écrans

Aozora Bunko

余もその席に連なり、千里眼につきて卑見を述ぶ。席上において、南極探検隊長白瀬中尉および開南丸船長に面会す。聞くところによれば、わが船にさきだつこと二日、シドニーに寄港す。期節おくれたるために目的地に達することあたわざれば、ここに解氷の期を待つという。一行みな健全なり。余、長編を賦して隊長に贈る。

忠肝如レ鉄堅二於船一、賭レ生遥向南極天、日月不レ照時不レ利、氷山遮レ路船難レ前、徒入二魚腹一非レ所レ願、回レ船濠洲将レ尽辺、世評紛紛何足レ意、士気倍レ旧更揚然、暫待二天候回復日一、突二進極地一着二先鞭一、我在二濠都一始相会、挙レ杯重祝一行全、前途遼遠請自愛、只望君攀二極山巓一、聖明天子今長在、早樹二国旗一奏二凱旋一。

(忠義の心は鉄のように船よりも堅く、生命をかけてはるかに南極のかなたに向かう。日月は照らさず、時に利なく、氷山は進路をさえぎって船はすすみがたい。いたずらに命をすてて魚腹に葬られるは願うところではなく、ここに船を豪州の果てにめぐらす。世の評判は紛々と起こるも、どうして気にかける必要があろう、士気は前よりもさらにあがる。しばらくは天候の回復する日を待ち、極地に突進して先鞭をつけんとするのである。