Classiques japonais avec furigana
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
Lisez 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 260 015 caractères · 519 écrans
(十、南米西部客中 南米の尽きるところの海は、浪高く航路に迷う。法洲では疾風が吹き荒れ、麻海峡では雨がすさまじく降りそそいでいた。三舎巷に雲やどり、跋波磯を月はすみかとす。いまや家郷の山とは千万里も離れて、遠く太平洋の西にいるのだ。)
十一、本邦帰航
太平洋上路、万里就二帰舟一、看過巴南峡、行吟墨士州、米山雲裏隠、布島浪間浮、挙レ首家郷近、灯台先入レ眸。
(十一、本邦帰航 太平洋上の航路、万里のかなたから帰りの船に乗る。巴南運河をみて、ゆくゆく墨士州に吟詠す。米の山々は雲のうちにかくれ、布島は波のまに浮かんでいた。頭をあげて家郷の近きを感ずるに、まず灯台が目に入ってきたのだ。)
十二、帰家偶成
春朝曾去レ国、冬晩此帰レ郷、赤道四回過、氷洋一度航、寄レ身幾天地、為レ客半星霜、欲レ祝二吾無一レ恙、団欒挙二寿觴一。
(十二、帰家偶成 かつて春の朝に国を去り、冬の夕暮れに故郷に帰ってきた。赤道を四たびもこえて、氷の海にひとたび航行す。身をどれだけの天と地に寄せたであろうか、旅客となって半歳をすごした。われの無事であることを祝おうとして、親しい者がつどい、祝福のさかずきをあげたのであった。