Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lisez 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 153 590 caractères · 308 écrans
」
「つくえのひきだしですよ。右がわのいちばん上のひきだしの、手帳の間にはさんであるのを、かしらは忘れたんですかい。」
「忘れるもんか。ちょっと、おまえを、ためしてみたんだよ。よしっ、それじゃあ、もう用はない。あっちへいってよろしい。」
部下の男は、そのまま、ひきさがっていきました。道化仮面をかぶって、首領とそっくりのかっこうをしているので、これが明智探偵の変装だなどとは、うたがってさえみなかったのです。
明智はそのかぎをだして、戸棚をひらき、紫のふろしきにつつんだ「星の宝冠」の箱を取りだし、それをひらいて中をあらためました。
キラキラと星のようにきらめく、無数の宝石をちりばめた黄金の宝冠です。さすがの名探偵も、そのうつくしさに、しばらくは、ぼんやりと見とれているばかりでした。
明智はそれをもとどおりにつつんで、こわきにかかえると、また後部甲板へとびだしていきました。とちゅうで、部下たちの船室の窓の前をとおりましたが、だれも首領をうたがうものはありません。
甲板のはずれにたって、まっくらな海を見おろしますと、ちょうどボートが汽船をひとまわりして、帰ってきたところでした。