Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lisez 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 153 590 caractères · 308 écrans

Aozora Bunko

木の上の人

」

そういえば、片桐家には庭番のじいさんがいたはずです。

「いまごろ、物おき小屋なんかで、なにをしていたんだっ。」

警官のひとりが、たずねます。

「なあにね、昼間、ここへタバコをおきわすれたので、取りにきたのですよ。ほら、これですよ。」

じいさんは、そういって、手に持っていたタバコの「しんせい」を見せました。

そして、そのまま、ふりむきもしないで、どこかへ立ちさってしまいました。

じいさんが、なかへはいったからには、物おき小屋に、あやしいやつがかくれているはずはありません。

そこで、みんなは、もっとべつのところを、さがそうと、歩きかけましたが、そのとき小林君は、なにを考えたのか、「あっ。」といって立ちどまりました。

木の上の人

「ねえ、おまわりさん。恐怖王は変装の名人ですねえ。だから、ひょっとしたら……。」

「えっ、それじゃあ、いまの庭番のじいさんが、あやしいというのか。」

「ええ、ひょっとしたら、あいつ、恐怖王が、ばけていたのかもしれませんよ。ああ、いいことがある。たしかめてみるんですよ。」

「えっ、たしかめてみるって?」

ふしぎそうな顔をしている警官には、かまわず、小林君は、いきなり戸をひらいて、物おき小屋の中へはいっていきました。