Classiques japonais avec furigana
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はいくじょうのきょうとえど
俳句上の京と江戸
正岡 子規
Lisez 俳句上の京と江戸 (はいくじょうのきょうとえど) de 正岡 子規 (まさおかしき) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 7 442 caractères · 15 écrans
嵐雪も其角に似ております。
月見せん伏見の城の捨郭 去来
新月や内侍所の棟の草 嵐雪
一つは捨郭と大きくいいはなして置きますが、一つは棟の草と草を見つけます。
秋風や白木の弓に弦はらん 去来
つくり木の糸をゆるすや秋の風 嵐雪
品格からいうと京の方が上品です。
猫の子の巾著なぶる涼みかな 去来
猫の子のくんずほぐれつ胡蝶かな 其角
その代り気が利く方からいうと、江戸の方が気が利いて居るでしょう。
こんなに一句や二句を並べたとて十分に分りませんが、沢山見れば見るほど、京と江戸との区別は善く分って来ます。勿論去来集中に江戸風の句もあり、其角集中に京風の句もありますけれど、全体の上でどうしても京は京、江戸は江戸と区別が立っていますから、到底争う事は出来ません。その証拠には、去来自身が既に其角の句を好まなかったので、其角に向って悪口の手紙をやった事があります。その時其角は返事しなかったが、許六が其角の弁護をしたので、かえって去来と許六との間に大議論が持ちあがったような次第です。前に挙げた例は同じ題を択びましたが、実際この二人の句集を見ると、自ら択んで作っている題目が既に大に違うておりますので、去来には花とか月とか時雨とか尋常な題が多いが、其角には人事的の種々