Classiques japonais avec furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lisez 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) de 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 290 735 caractères · 566 écrans
その頭をプレ神踏まえて鳥に虎を追わしめた。蛇の頭膨れたるはプレ神に踏まれたからで鳥に啄まれた頸へ斑が出来た。それから犀鳥が蛇を見れば必ず殺し虎を見れば必ず叫んで追い去らんとす。故に虎を射る場合に限り犀鳥の羽を矧いだ矢を用いてこれに厭勝つのだ。またベシシ族の術士はチンドウェー・リマウ(虎チンドウェー)という小草を磨潰し胸に塗ると虎に勝ち得るという。この草の葉に虎皮同様の条紋ありその条紋を擬して術士の身に描く、セマン人言う藪中に多き木蛭が人の血を吮るを引き離し小舎外で焼くと虎血の焦げる臭いを知って必ず急ぎ来る。また吹箭もて猟に行く人の跡を随行また呼び戻すために追い駆ける者を虎疾んできっとこれを搏ちに掛かると。
智者大師説『金光明経文句』の釈捨身品の虎子頭上七点あるを見て生まれてすでに七日なるを知る事『山海経』に出づとあるが、予はかかる事『山海経』にあるを記えず。また件の説はインド説か支那説かまた智者自身の手製か否かをも知らぬ。
西北インドの俗、表が裏より狭き家をガウムクハ(牛顔)、表が裏より広き家をシェルダハン(虎顔)と呼び、牛顔を吉虎顔を凶とす(『パンジャブ・ノーツ・エンド・キーリス』