Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lisez 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) de 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 251 906 caractères · 495 écrans

Aozora Bunko

『書紀』七や『豊後国風土記』には景行帝熊襲親征の時、五人の土蜘蛛拒み参らせた。すなわち群臣に海石榴(ツバキ)の椎を作らせ、石窟を襲うてその党を誅し尽くした。爾後その椎を作った処を海石榴市というと記す。山茶の木は粘き故当り烈しく、油を搾る長杵にするに折れず。犬殺しの棒は先を少し太くし、必ずこの木を用ゆ。雕工に聞くに山茶と枇杷の木の槌で身を打てば、内腫を起し一生煩う誠に毒木だと。こんな訳で山茶の槌を使うを忌み、また刀剣同様危ぶみ怕れて、神や鬼の持ち物とし、さては山茶作りの槌や、床柱は化けると言い出したのだ。山茶の朽木夜光る故山茶を化物という(『嬉遊笑覧』十下)のも、またこの木を怪しとする一理由だ。予幼時和歌山に山茶屋敷てふ士族邸あり、大きな山茶多く茂れるが夜分門を閉づれど戸を締めず開け放しだった。然せぬと天狗の高笑いなど怪事多いと言った。那智の観音本像は山茶の木で作るという。伊勢の一の宮都波木大明神は猿田彦を祀る(『三国地誌』二三)、村田春海の『椿詣での記』に、その地山茶多しとあれば山茶を神としたものか。今井幸則氏説に、常陸筑波郡今鹿島は、昔領主戦場に向うに先だちこの所に山茶一枝を挿し、鹿島神宮と見立て祈願すると勝利を得たからその地を明神として祀り今鹿島と号すと(『郷土研究』