Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lisez 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) de 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 251 906 caractères · 495 écrans

Aozora Bunko

『康煕字典』を見ると、冠の緒をも緒を係る飾りをもといったらしく、その飾りは蝉の形や旄牛の尾を立てたらしい。されば上出『仮名字例』等に※(「糸+委」、第3水準1-90-11)を老懸に充てたは当りいる、これをオイカケというは緒を懸ける義で、老懸は当て字、それを強解するとて、髻落ちた老人は、※(「糸+委」、第3水準1-90-11)で繋ぎ留めるなどいうたのであろう。鎌倉時代に土御門通方卿が筆した『餝抄』に、老懸古今厚薄異なるなり、古は外薄きなり、今は甚だ厚し云々と見ゆれば、仕立てに色々流行が異なったのだ。わが邦で弓矢を帯ぶる輩これを著けたは、昔英国で「コッケイドを立てる」とは兵士になったてふ意味だったと偶合する。鍋取また釜取は鍋釜の下に敷く物で、その古い形が老懸に似たので老懸を鍋取と俗称したは、『用捨箱』の説通りだ。さて老懸を櫛に、鍋取の形を蝶鳥の翼に見立てたのも、英国のコッケイド(第三図イ)の上に拡がり立てたファン(扇)と呼ばるる部分が、翼にも、櫛にも似いるに似ている。『用捨箱』の書かれた頃は、草鞋形の鍋取がたまたま用いられたそうだが、現に拙宅に伝え用いいる物は正円で、第三図ロに示す英国のコッケイドに似ている。