Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

なんごくたいへいき

南国太平記

直木 三十五

Lisez 南国太平記 (なんごくたいへいき) de 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 493 291 caractères · 991 écrans

Aozora Bunko

調所が

「一同遠慮致せ――牧、近う参れ」

と、機嫌よく云った。

「何か――容易ならぬ騒ぎが起っておりまする」

「そうらしい――秘呪は、見事であったな」

「はっ――米が、両六斗では暮せますまい」

「一人口は食えぬが、二人口は食える、ということがある。然し、この暴民等は、五人口、八人口で、無闇矢鱈に、子を生んでおる。夫婦二人でなら、どうしてでも食えるが、子を生んでは食えん。国で、御手許不如意になった時、わしは、子供をまびく外に方法はないと思うた。減し児、減し児と、触れて廻った。すると、山一(山田一郎右衛門)が、例の木像の手柄で、「減し児をしてはならん」といいよった。まあ、財政が立直ったからよいが、よい子を残して、悪い奴は摘みとった方がええ。大阪も、それを布令ろ、と、跡部に申したが、彼奴には判らん――ところで、又、盛之進様が、御出生になったのう」

「はい」

「頼むぞ」

牧は、伏目になっていたが、眼を上げて、調所の、深い皺の、だが、皺一つにも、威厳と、聡明さの含まれている顔を、じっと見て

「国許、江戸表共、党派が目立って参りました。某、国越えの時、秋水党と申す、軽輩の若者共が、斬込みに参りましたし、江戸よりは、三組の刺客が出ました由、長田兵助より知らせて参っております」