Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
Lisez 南国太平記 (なんごくたいへいき) de 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 493 291 caractères · 991 écrans
「明かしたことが、本心であるか、ないか、何うして判断する?」
暫く、一座の人々は、黙っていた。
「議論ではない。討つか、討たぬか。何うして討つか。それを聞きたい」
益満の左右の人々は、鯉口をゆるめた。
「討つ、ともいえぬ。討たぬ、ともいえぬ。まして、その手段など――」
「何っ」
「それ程の大事を、うかうかと、口外できるか? 口外するのが武士か? 敵を欺くためには、先ず、味方を欺く、という教えを、何う聞いておる。馬鹿めっ。斬れっ。人を疑うにも、程があるぞ。某如きを、か程までに疑うような、やくざ共に、口を裂かれても、計が漏らせるか? 同志とはいい条、この大勢の面々に、秘計を語る如き輩で、大事が成せるか? 名越殿にも申せ、かような、徒らに、血気と、浅慮のみの人間に対して、軽々しく、物を仰せられるな、と」
「浅慮であろうと――同志ではないか」
「同志に対して――」
「計が定まったなら、一々、回状にして、同志へ廻せ、とでも、申すのか? 某は、貴公らと同輩ではあるが、某一人が、計を行う上は、同志であって、同輩ではないぞ」
「貴公と、議論はせん。一言聞く、久光を斬るか?」
「斬らぬ」