Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こせんのなぞ

古銭の謎

野村 胡堂

Lisez 古銭の謎 (こせんのなぞ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 12 885 caractères · 26 écrans

Aozora Bunko

「エエッそんな高価なものですか、これが?」

重厚な左京路之助も、少し面食って度を外したようです。

「もう少し無いかな」

「無い事もありません」

「いずれ、ゆっくり拝見しよう、ところで、私は、古銭の蒐集も一つの道楽だが、もう一つ変った道楽がある」

「どんなお道楽ですか」

「早く言えば、この節流行る探偵趣味じゃ」

「ヘエ?」

「探偵じゃよ。シャーロック・ホームスのように、警察にも解らないような大疑獄が、私にはちゃんと解るから不思議じゃ」

「ヘエ……」

「何んじゃ、疑わし相な顔をしては困るね、私の探偵能力を疑うなら、シャーロック・ホームスが、一つの帽子や時計から、持主の特性を目に見るように言い当てたように、私はあなたの身の上を言い当てて見せよう」

「私の?」

「左様、あなたの身の上、……あなたは、母親一人しか無い筈じゃ、それから、至って馬が好きじゃな、それから……」

「もう沢山、乗馬服を着て居れば、馬が好きに極まって居ますし、母親一人という事は、多分左京さんからでもお聞きになったでしょう」

「エライ、浩一郎さんの方が、私よりは又一段と名探偵じゃハッハッハッハッ」

「ハッハッハハ」