Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちきゅうはっきょうじけん

地球発狂事件

海野 十三

Lisez 地球発狂事件 (ちきゅうはっきょうじけん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 86 306 caractères · 173 écrans

Aozora Bunko

映写幕面の上に、例の一人の怪人がやはりじっとこっちを睨んでいる。その奇妙醜怪な顔――エミリーはそれを覗いた瞬間、はげしい嘔吐を催した。水戸が愕いて、身体の向きを横にかえると、彼女を抱えてやった。

エミリーは水戸にしがみついて、歯をぎりぎりいわせた。

――停れ。停れ。

怪人が信号を出した。それはこれまでにない明瞭な強力な信号だった。

ワーナー博士はエンジン停止を命じた。

「目標への距離三百八十……」

航海士が叫んだ。

今や怪人城塞とウラル号とは、約三百メートルの間隔をおいて相対峠しているのだ。

――承知した。われは停止した。

アンダーソン教授が応答した。

――何を尋ねるのか。

怪人が訊いて来た。

――貴下達は何の目的あって、地球へ来られたのか。われら地球人類は、極力貴下達の希望に応ずる用意がある。

この返事は、遺憾なことにその意味が怪人に通じないらしかった。こっちからは、それを繰返し信号した。

――分らない。

怪人は、そう返事して来た。

博士と教授とは顔を見合わせた。短い協議の結果、新たな信号が相手に向って発せられた。

――貴下達はそこで何をしているのか。