Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちきゅうとうなん

地球盗難

海野 十三

Lisez 地球盗難 (ちきゅうとうなん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 84 072 caractères · 168 écrans

Aozora Bunko

と、岩蔵は妙なことを自慢しだした。

大隅学士は、そこで肚を決めた。たしかに彼の云うのは尤もであると、今この怪事件を村人に知らせたとすると、それは徒に騒ぎを大きくするだけで、武夫少年一家の苦痛を増させることはともかくも、この怪事件の真相を知ることが困難に陥りはしないかと考えた。だから当分のうち、村人には知らせない方がよいのだ。そう決心した彼は、岩蔵に河村の看護を一任したのだった。

「……ナーニ大丈夫ですよ。傷の手当てさえして暫く安静にさせとけば、元気になるのにはそう掛りませんよ」

そういって岩蔵は、河村をソッと背負うと、自分の小屋の方へ搬びだしていった。

これで大隅学士の重荷は、すこしばかり軽くなった。――さあ、後には、数々の大変なことが控えているのだった。まず第一に、佐々砲弾のロケットの行方である。

「……佐々のロケットを探してやらなくちゃ……」

彼は、電子望遠鏡の前に立って、その操縦桿をいろいろと操りながら、天涯を隈なく捜査していった。ところがどの位探しても、ロケットの姿は入ってこなかった。電子望遠鏡もいいけれど、何しろ相手がどの位の距離にあるのか分らないと、動いている物体に焦点を合わせることは困難を極めるのだった。