Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

とうじょうのきじゅつし

塔上の奇術師/鉄人Q

江戸川 乱歩

Lisez 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 151 766 caractères · 303 écrans

Aozora Bunko

6・5・4

」

丈吉君はびっくりして、ベッドの上におきなおりました。

「ゆ、ゆうれいが出たのよ……。」

「エッ、幽霊だって?」

「ええ、目も口もない、まっ白な幽霊よ。」

「なあんだ、夢でも見たんだろう。幽霊なんているもんか。ヨシ子はばかだなあ。いまごろおこされて、ぼく、眠いじゃないか。」

「でも、あたし、こわくて、ひとりでは、寝られないわ。」

「よわむしだなあ。じゃ、しかたがないから、ぼくがヨシ子の部屋へいって本を読んでやるよ。そして、ヨシ子が眠るまで、いてやるよ。」

やさしい丈吉君は、妹の部屋へいって、ヨシ子ちゃんが眠るまで、見はり役を、つとめるのでした。

6・5・4

あくる朝、ヨシ子ちゃんは、おとうさんやおかあさんに夕べのことを話しましたが、やっぱり夢を見たんだろうといって、とりあってくださいませんでした。しかし、ヨシ子ちゃんは、あれが夢だとは、どうしても思えないのです。

「九月二十日。」というささやき声が、耳についてはなれません。

その日の夕がた、ヨシ子ちゃんは、おふろにはいりました。おふろの前の脱衣室で、服をぬごうとして、ひょいと鏡を見ますと、そこに、恐ろしいものがあったのです。