Classiques japonais avec furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lisez 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 138 733 caractères · 274 écrans
と、此方は親子三人で須賀川の堤まで送ってまいりました。
右「左様なら御機嫌よろしゅう」
と云うので此方も見送る、右内は見返りながら、金の出来よう筈はないが、神仏の恵で、何うか才覚したいものだと考えながら、うか/\と大原村という処へ掛りました所が、大きに草臥れましたから茶店に腰を掛けて休んでいると、其処へ入って来たお百姓は年齢四十四五で、木綿のぼうた布子に羽織を上に着て、千草の股引で、お納戸色の足袋に草鞋を穿き、
客「誠に久しく逢いません」
婆「おやまア角右衞門さん、おあがんなんしよ」
角「ちょっと来てえと思うが、秋口になると用が多くって来られねえで、まアあんたも達者で」
婆「まことに此間もあんたの方へ向けてやったら、演劇を見せてくれると云うから、遣った所が、角さんなればこそ世話アして見せてくれて、娘子を遣ったら宜く世話アして呉れやした、帰って来てどんな狂言だったと云うも、何だかしんねえが弁慶縞の衣物を着たお侍が出て来て、脇差のあたまへ徳利を提げていたが、余程酒の好きなお侍で、跡から機織女が緒手巻を持って出て来たところが、其の娘子を侍が脇差で突ッ通すと、女が振髪打って眼睛まわしてほっこりき