Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lisez 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 138 733 caractères · 274 écrans

Aozora Bunko

方で、あんたは鹽原角右衞門様の御内室のおせいさんと云いやんすか」

妻「あい其の通りだが、どうして知っておいでだ」

と云われ多助は飛立つばかりに嬉しく思い、泣声を振り立て、

多「お母さま」

と云いながら我を忘れておせいの裾にピッタリと縋って、

多「お懐かしゅうがんした、お母さま、八歳の時にお別れ申した貴方の実の子の多助でがんすよ」

清「おやまア何うもまア思い掛けない、これ多助、見る影もないそんな姿になって」

と云いながら同じく泣出しました。

多「是には種々深い訳ががんしての事で、どうかお父様やお母様にお目にかゝりていと心掛けて居りやんして、信心をしたお蔭でマアお達者なお顔を見られやんした」

という声を聞き附け、奥より角右衞門が出てまいり、物をも云わず御新造の手を取って奥へ引入れ、縁側の隔の障子をパッタリと閉切ってしまいましたから、多助は呆然として、

多「お母様/\、今此処え出てお母さんの手を持って引張り込んだ人は誰だえ、お母様若しやお父様ではござりやせんかえ、お母様/\、お父様かえ/\/\」

角「黙れ、苟にも殿様のお側近く勤をする鹽原角右衞門、炭屋の下男に知己は持たんわい、成程今を距る事十五ヶ年以前、阿部家を出て上州東口の小川村に八ヶ年程浪人していた