Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lisez 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 138 733 caractères · 274 écrans

Aozora Bunko

まゝ何処へか逐電してしまいました。

お話替って山口屋善右衞門の家では、多助が毎日種々な物を拾って粗末にならぬように貯めて置きます。斯くて其の年も暮れて翌年になりますと、一日の事で、番頭の和平が、

和「旦那様どうか何を買って戴きたいものですなア、納屋穿きの藁草履を」

善「はい/\藁草履は最う残らず切れましたかえ」

和「へい穿きようが暴うございますし、殊に此の節は働きものが多いので、鼻緒が切れると直ぐに川の中へ投り込んでしまいますので困ります、沢山入りますから、どうか些と沢山買った方がお為めに宜しかろうと思いますから、百足もお買いなすって下さい」

善「そうかい、それじゃア入るだけ買いなさい」

と話をしているのを、傍で多助が聞いて居りまして、

多「番頭さん、番頭さん」

和「多助かえ、なんだ」

多「只今これで聞きましたら藁草履がお入用だそうでんすね」

善「はい入用だよ」

多「藁草履が入用なら私が買って貰うべい」

善「お前藁草履を持っているかえ」

多「はア些とべい藁草履を貯めやした」

善「そうか、沢山もあるめいが、貯っただけ買ってやろう」

多「どうかお買いなすってください、藁草履は一足幾許しやす