Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lisez 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 138 733 caractères · 274 écrans

Aozora Bunko

と威して取ろうと思いまして、ピカリと引抜く刀の光りに、百姓だから驚きまして、トッ/\と逃出したから、右内は跡を追掛けて往きますと、彼の百姓は運悪く木の根へ躓いて倒れる処へ、右内得たりと上に乗し掛りて百姓の頬へ抜刀を差附けて、

右「さア貸しておくんなさい、お前さんは人を土足に掛けるとは余ではありませんか、さア貸して下さい、どうあっても貸して呉れなければ拠なくお前さんを殺さなければなりません、さア貸して下さい/\、さア貸さなければ殺しますよ、お前さんは五両五粒の馬を買うような立派な人ではありませんか、貸して下さい、貸せないかい/\」

と責めつけられても百姓は生命より金の方が欲しいと見えて、「盗賊々々」と云う声が谺に響きますが、誰あっても助ける者はありません。此処は追貝村の入口で、西の方は穂高山、東は荒山、北の方は火打山で、南の方は赤城山、山又山の数坂峠、大樹は生茂って居りまして、大泉小泉という掘割の岩間に浮島の観音というのがあって、赤松が四五本川辺へ枝を垂れ、其処に塚が在って、翁の詠んだ「夏来ても只一つ葉の一つかな」という碑があります、此の大泉小泉の掘割から堅科川という利根の水上へ、ドッ/\と岩へあたって落します