Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lisez 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 138 733 caractères · 274 écrans

Aozora Bunko

杢「まアこれへ腰をかけておくれ、石の上に手を突いてゝは困るよ」

久「誠にお立派なお住居でございます、斯ういうお広いお宅は初めて拝見致しました、あの凹んで居ります処は何と申します」

杢「あれかえ、あれは床の間だアね」

久「へい、私は凹んで居りますから凹の間かと思いました、お座敷が大層続いてございますなア、彼方の方に小さいお座敷が有りますが、あれは何でございます」

杢「あれは便所だよ」

久「ヘイ誠に結構なお住居でございます」

杢「花やお茶をあげなよ」

花「はい」

と恥かしそうにお茶を汲んで久八の前に置く。

久「へい/\是は有難う存じます/\」

と云いながら茶碗を手に取上げて見まするに、古染付の結構なたっぷりした煎茶茶碗を象眼入の茶台に載せて出しますから、

久「へい/\恐入ります、惜しい事に周囲がポツ/\兀げて居りますナ、些とお茶がお温いようでございます」

杢「いや、余り熱いと苦くて飲みにくいからだよ」

久「へい、戴きます、大層甘うございます、お砂糖でも入れてありますかな」

杢「お菓子を上げなよ」

花「はい」

と云いながら蕎麦饅頭時雨饅頭なんぞを紙の上に山盛に致し、久八の前に差出だす。