Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

「だん」のかいたい

増補 美学的空間

中井 正一

Lisez 増補 美学的空間 (「だん」のかいたい) de 中井 正一 (なかいまさかず) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 21 324 caractères · 44 écrans

Aozora Bunko

言語は生きている

フンボルトは、言葉はエルゴン(創られたるもの)ではなくして、エネルゲイヤ(創るちから)であると云う。

ほんとうに言葉は生きているように思われる。と云うか、同じ言葉を十年くらいで、もう、ほかの意味に取違えてしまう。それほど言葉は生きて動いている。

例えば、外国語の subject なる言葉を、人々は「主観」と訳していた。ところが昭和七、八年頃から、それは「主体」と訳されはじめたのである。もはや主観ではもり切れないものが、subject なる言葉の周辺にまつわりつきはじめたのである。ことに世代が違うと、何の迷いもなしに新しく読み違えて出発する。

かくして、新たな言葉が、更にこの言葉の周辺に生れて来る。例えば、「あの人は誰々の線だ」等と云う言葉が最近流行する。おそらく誰々の属しているフロント、その戦線の一列の人々の意味であろうが、すでにそこでは、その人を昔のような一つの「主観」と取扱っていないで、「主体」とでも云う新たなるものの周辺で取扱われているのである。

こんな言葉の読み違えられる、断層のようなもののある時代、この雰囲気から「段階」なる言葉、「角度」