Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
だいこんとダイヤモンドのはなし
大根とダイヤモンドの話
小川 未明
Lisez 大根とダイヤモンドの話 (だいこんとダイヤモンドのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 3 929 caractères · 8 écrans
百姓は、地主がいいことがあるといったのは、なんだろう? きっとなにか大もうけの口があったにちがいない。自分たちは、一年じゅう、こうして、朝から、晩まで働いていても、金のたまるわけではなし、おもしろいことを見るでもない。ほんとうにつまらないものだと思いましたが、百姓は、また、人間というものは、正直に働かなければならないものだと考え直しました。そして、熱心に、自分のする仕事にとりかかりました。
「天気は、どうだろうかな。」と、地主は、歩きながら、植木屋にたずねました。
「だんなさま、このとおり雲ひとつない上天気でございます。このぶんですと天気がつづくだろうと思います。」と、如才ない植木屋は、答えました。
そのあくる日は、いよいよその山の中にはいるのです。力の強い案内人を二人も頼みまして、山奥へと道を分けて、はいってゆきました。
歩きつけない、嶮しい道を登りますときも、地主は目にダイヤモンドの光を見つめていました。それがために、苦しさをも忘れました。変わりがちな秋の空は、たちまち雨になりました。ことに、山の中は、もう寒かったのであります。こんなときも、地主は、ダイヤモンドの光を目に描いて、苦痛を忘れたのであります。