Classiques japonais avec furigana
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てんのう
天皇
蜷川 新
Lisez 天皇 (てんのう) de 蜷川 新 (にながわあらた) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 136 036 caractères · 269 écrans
ところが、六年ののちに、開化は、父孝元の妻であつて、自分の義母にあたる伊香色謎命をめとつた。そうして、崇神天皇を生んだのである。私が考えるのに、だいたい、開化天皇が、自分の義理の母を妻としたのは、不義ではないか。君主というものは、人倫の模範であるべきものである。人の上となつて、けだものにひとしい行いのあるものに、どうして国を治めることができようか。さいわいにして、開化はそれをまぬがれたのであろうか。
後世になつて、近衛天皇は、右大臣藤原能之の娘をめとつて、皇后にした。近衛が死んだのち、彼女は近衛河原に住んでいた。そこで近衛河原太后とよばれていた。二条天皇(永暦帝)は、太后が美人であつたので、彼女を宮中に迎え入れようと望んだ。群臣は、それをいさめた。そうして、『唐の高宗は、父親の後宮の武氏をめとつた。それが有名な則天皇后である。この一事を除いては、いまだかつて、義母を皇后とした例がない。』といつた。開化時代の人が、このことを開化天皇にいわなかつたのは、天皇を恐れたからである。後白河上皇もまた、いさめたけれども、それをきき入れなかつた。二条天皇は『天皇には父母というものはない。