Classiques japonais avec furigana
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じょせいしけんきゅうのたちばから
女性史研究の立場から
高群 逸枝
Lisez 女性史研究の立場から (じょせいしけんきゅうのたちばから) de 高群 逸枝 (たかむれいつえ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 5 097 caractères · 10 écrans
研究の意義4
「物のあはれ」的世界観にしても、ひっきょうここから生まれたのであり、この観点に立って、あらためて再検討するならば、この問題は、過去の、また同時に将来の「女性文化のありかた」というような示唆をすら含まないだろうか。
研究の意義4
私はこの稿の最初に、母系制の研究がわが国に歓迎されない理由として、現行家族制との抵触をあげたが、女性の生活はこの制度から大いなる制約を現在受けており、この制度の支持者は、女性の隷属的地位を固定化、合理化するために、その家父長制をもって、原初からの固有のものであるときめてしまっている。「母系制の研究」もつまりこれを批判するものを内蔵するがゆえに忌避せられるのであるが、かれらが原初に家父制度を仮定している根拠には二つある。一はわが古代における父系系譜の存在、他は一夫多妻現象である。
しかし、古代の父系系譜は、いわば酋長相続の便宜から起こっているもので(これは詳説を要するが)、モルガンにおけるイロクォイ族の世襲酋長に接続する形態であり、したがってわが古代族長の権限は、ほとんどイロクォイの場合に似たものである。
また、わが一夫多妻の現象は、ローマ、中国等のように、一夫のもとに多妻およびその所生族が同居従属しているものではなく、一人の男子が各家の女性を妻問し、その妻や所生は各家に分散して所属